ドローイングはいつも通りの、半裸と着衣と動物。ただ、“Draw This” の使い方については、再検討の必要を感じています。ライティングの設定がしっかりしているので、なんとか有効活用したいところですが、はてさてどうしたものか...。
11月9日にドローイングの練習を撮影したもの。朱色でジェスチャーを捉え、ボールペンで輪郭線を描き、藍色で暗部を塗る。一応、「描画の感覚を維持すること」「明暗をザックリ捉えること」が狙いなので、大体こんな感じで描いてます。
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最近になって購入した技法書と解説書(資料集?)についての雑感を少し。
A.L.グプティル『ペンで描く』
もともと作例目当てで買った『ペンで描く』ですが、半分近くが解説に充てられています。4分の1ほど読んだ感じでは、ペン画にかぎらず絵画全般に通じる内容で、なかなか興味深い。ペン画に対する認識を改めさせられました。
私の持っているペン画関連本は『ストーリーを語るドローイングの秘訣』(ボールペンとデジタル手法に関する部分)くらい。そして、この1976年と2019年に出版されたペン画の技法書が、内容的にほとんど変わらないっていうね…。
『アーティストのための人体解剖学ビジュアルリファレンス』
そして、結局、買ってしまった『アーティストのための人体解剖学ビジュアルリファレンス』は、A4サイズで約300ページ。最初の1/3が基本&重要事項のまとめ、残り2/3が部位別&全身の参考資料写真集、そして最後に索引。
本書のメインである参考資料写真は、部位別or全身の無修正写真、写真に筋肉の配置を描き込んだ図、線画化して等高線を描き加えた図、面分割して明暗を付けた図。つまり、1枚の写真につき4種類の情報、これが約100パターン。
この4種類の情報を比較できるのが非常に便利。とくに、体表面の状態と筋肉の配置を比較できるのはありがたい。筋肉を正確に配置して描くだけではただの人体解剖図でしかなく、人体そのものにはならなりませんからね。