足長クジラの落書き帳

drawings by long-legged whale

スケッチ(02/21-02/27)

f:id:ashinagakujira_h:20210224230444j:plainf:id:ashinagakujira_h:20210226220523j:plainf:id:ashinagakujira_h:20210227110648j:plainf:id:ashinagakujira_h:20210227191751j:plain

 

 スケッチ4枚だけではさみしいので、ポーズ集への描き込み練習でも載せておきます。『グレン・ビルプのドローイングマニュアル』『マイケル・ハンプトンの人体の描き方』『リズムとフォース』『たてなか流クイックスケッチ』など、過去に使った技法書の復習です。

 棒人間にしたり、箱や円柱を組み込んでみたり、ランドマークや筋肉を描き込んでみたり。つまり、ジェスチャー、フォーム、アナトミー、最終的には人体模型を組み上げるための練習ですね。気を付けないといけないのは、輪郭線をなぞろうとしないこと。頭を使わないトレース「作業」になってしまうと、なんの練習にもなりませんから。

 “Life Drawing Online” の記事にも書いてありましたが、模写にではなく写真に直接描きこむ場合は、プロポーションを気にする必要がないのが利点ですね。むしろ、プロポーションの感覚をつかむ練習にもなるかもしれません。

 

f:id:ashinagakujira_h:20210227204625j:plainf:id:ashinagakujira_h:20210227204638j:plainf:id:ashinagakujira_h:20210227204650j:plainf:id:ashinagakujira_h:20210227204703j:plainf:id:ashinagakujira_h:20210227204718j:plainf:id:ashinagakujira_h:20210227204730j:plainf:id:ashinagakujira_h:20210227204749j:plainf:id:ashinagakujira_h:20210227204802j:plain

 

 以前、ポーズ集の写真を模写した後に、解説書などを参考にしながらランドマークや筋肉を描き込むという練習をしたことがあって、アナトミーの勉強方法としてはかなり効果的だと感じました。ここで効果的なのはもちろんん模写することではなく、アナトミーの情報を描きこむことの方です。

 このポーズ集では1ポーズにつき上下方向3アングル・水平方向8アングルの写真が掲載されていますが、中段の8体を5ポーズ分で計40体もこなせば、筋肉の付き方がかなり頭に入ると思います。描き込むのはもちろん頭部を除く全身の筋肉。

 少し前に『モルフォ』の全模写もしましたが、作例の模写はただの作業に陥りやすいんですよね、やっぱり。なので、美術解剖図の作例を100体模写するよりも、写真に筋肉などを描き込む練習を10体こなす方がずっと頭に入るんじゃないかと...。