足長クジラの落書き帳

drawings by long-legged whale

スケッチ(02/14-02/20)

f:id:ashinagakujira_h:20210220001102j:plainf:id:ashinagakujira_h:20210220001116j:plainf:id:ashinagakujira_h:20210217014125j:plainf:id:ashinagakujira_h:20210217014139j:plainf:id:ashinagakujira_h:20210217014058j:plainf:id:ashinagakujira_h:20210217014110j:plain

  

 スケッチの枚数は先週より多いですが、まだぜんぜん少ないですね。練習にしろスケッチにしろ、陰影まで付けるようになると、どうしても時間がかかってしまいます。まあその陰影の付け方にしても、理屈は分かっていても目と手が追いつかない有様で、練習不足を感じる今日この頃なわけですが...。 

 そうそう、少し前から手持ちの『新ポーズカタログ』(基本編・男女)2冊の処分を考えていて、直接マーカーやボールペンで描き込むという方法であれこれ練習しています。ざっくりとアクションラインを引いてみたり、ジェスチャーやフォームを描いてみたり、部分的にアナトミーを描き込んでみたり。 

 先週ここで紹介したサイト "Life Drawing Online" に、新聞の写真に描き込む練習方法があって、私自身もポーズ集を模写してアナトミーを描き込んだりしていた時、写真に描き込むことは考えたんですが、やはり抵抗があったんですよね。ところが、処分すると決めた途端、そんな抵抗感は雲散霧消。

 誤解のないように繰り返しておくと、輪郭線のトレースではなく、人体を簡略化する練習です。アクションライン、ジェスチャー、フォーム、すべて人体の簡略化。トーンを付けることも着衣のシワを描くことも、明暗の調子や線の取捨選択つまり簡略化(ならば、着衣のシワを描く練習にも使えるか?)。

  ところで、練習というとなぜか馬鹿の一つ覚えのように「作例の模写」と言われますが、それは思考停止と紙一重だと思うんですよ。作例とは誰かがモチーフを絵に変換した結果でしかなく、表面的にコピーするだけでは変換時の「思考過程」がすっぽり抜け落ちてしまう。その「思考過程」こそもっとも重要なはずなのに...。