今週は頭部と着衣のスケッチから各5枚ずつ。
『表情カタログ』の写真はバリエーションが豊富な一方で、輪郭線を重視しているためのか、陰影の付き方はかなりフラット。『新ポーズカタログ』も同様でしたが、スケッチの題材や創作の参考資料としては、本当はもっと強めに陰影が付いている方が良いと思います。
着衣(シワ)については、「ハンプトン本」「マテジ本」を読み返し、インターネットで情報を検索し、さらに書店で関連本(〝シワ本〟)を試し読み。もちろん〝シワ本〟の方が典型的なパターンの具体例は多いですが、基本的な原理原則については(用語に多少の違いこそあれ)どれも同じ。
ただ、〝シワ本〟には、解説用の写真と並べてトレース画を作例として掲載しているものも多く、その手抜き感には正直かなり萎えました。仮に写真を参考にする場合でも、描き手それぞれの基準でシワを取捨選択・追加補正しているはず。そこまで踏み込んだ解説がどこかにないものか?