例によって、各種スケッチと〈直感的に空間を描く〉練習。ここ数日はギタリストばっかりスケッチしていますね。また、ドローイングの前にはいつも、線を引いたり箱や円柱を描いたりしてウォーミングアップしているのですが、今後、〈直感的に空間を描く〉練習はそこに組み込んでしまおうと思っています。
†
さて、ウマ娘のファンアートを1枚描きあげた後に『背景の描き方』を再開したのですが、最初から順番に取り組むことに疑問を感じたので、とりあえず通して読んで全体を把握することにしました。そして、読み終えた感想を一言でいうと、もったいないくらい残念な本...といった感じですかね。
絵を描くための手法や知識について、参考になる情報はたくさん詰まっているのですが、それらが上手く整理されておらず、全体の構成に難あり。また、解説の文章表現がまわりくどかったり、重要な用語の意味が文脈によって違っていたりで、著者の意図を把握するのに時間がかかる。
これは私の勝手な推測ですが、急ぎ足で書き上げた後にろくすっぽ推敲をしておらず、しかも編集のチェックも入っていないのではないか?したがって、もしもこれから取り組んでみようという人がいるならば、とりあえず通読して全体の内容を把握してしまうのが得策かと思われます。
まあ、手法や知識については他書や講座系サイトと大差ないでしょうし、この本で詳しく解説していない項目だってあります。ただ、一枚絵や単体モチーフの作画工程&思考過程がつねに一貫しているので、その点では参考になるかと...。また、著者自身が絵の上達のために行った練習方法も載っていて、人によってはそちっちの方が参考になるかも?