今月半ばから、スケッチブックを持ち歩くことにしました。最初は〝薄型バインダー&無地ルーズリーフ〟を使うつもりだったのですが、ダイソーでスケッチブックに使えそうなノートを見つけたので、そちらを使うことに。
下の写真左側がダイソー「Wリングノート」で、右側がコクヨ「折り返せる薄型バインダー」。リングノートは適度な厚みのあるクラフト表紙で、中の紙はクリーム色の無地、A5サイズ80枚とB5サイズ60枚の2種類。
いま使っているのはA5ですが、サイズ的にはB5が適当かもしれません。ちなみに、筆記具は10本110円のボールペン。紙そのものは薄くてペラペラなので、インクがダマになった箇所などは裏写りしますね。うーむ...。
スケッチブックを持ち歩いているとは言っても、実際には、朝夕の駅ホームで電車を待っている時や、電車に乗っている時に描くくらい。あとは、YouTubeの〝お散歩動画〟を流しっぱなしにして利用しています。
すでにA5ノート80枚のうち半分くらいを使っていますが、以下、日付を記入したページから適当に見開き写真を15枚ピックアップしてみます。茶色と青色のボールペンで描いてあるのは、YouTubeの動画を題材にしたものです。
最初はやっぱり周囲の目が気になりました。鞄からボールペンとノートを取り出すのさえ躊躇する始末。これは、不慣れだからというよりも、むしろ自信のなさが原因でしょう。下手な絵を見られたら恥ずかしい、という不安や恐怖です。
でも、実際に屋外スケッチをやってみると分かりますが、他人は自分のことなんて気にしていないんですよね。そもそも、下手だから練習としてクイックスケッチをするわけで、誰に対して格好つけようとしているの?って話ですよ。
目標(というか理想)は、対象の観察と分析を通してストーリーを語るようなスケッチを描くこと。...ですが、今のところはまだまだ、目に止まった仕草などの印象を描き留めようと、必死で描き殴っているような状態。
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クイックスケッチに関しては 『ロン・ハズバンドが教えるクイックスケッチ』がおすすめ。これは、長年クイックスケッチを続けている著者のスケッチ集&ヒント集。収録されているスケッチを見ているだけでも楽しい1冊です。
〈やればできます。 堅苦しく考えすぎないように。とにかくやることです。スケッチの「完璧さ」にこだわる必要はありません。ただ紙にラインを引いていれば、そのラインが成長していきます。(中略)進歩の過程を追えるので、日付を入れることをお勧めします。毎日、毎月、毎年、何十年とスケッチの訓練を続ければ、必ず成長します。〉
あとは、クイックスケッチではなくドローイングになりますが、マイケル・マテジの『リズムとフォース』( Chapter 5 & 6 )、および『『ライフドローイングとキャラクタデザイン』( Chapter 5 )なども参考になると思います。
〈「現場描き」のドローイング(私はルポルタージュと呼ぶのが好きです)をすると、情報を大量に収集、蓄積できます。そして、その経験は創作に生きてきます。人間性、顔、衣服、建物など、世界は多様性にあふれ、実に刺激的です!この世界に存在する個性を知る一番の方法は、人間観察です。〉(『ライフドローイングとキャラクタデザイン』〉