今週も “Draw This” を使ったジェスチャードローイングの練習と、コピー用紙の空きスペースを利用した部分模写。題材は『アーティストのための人体解剖学ビジュアルリファレンス』『ダイナミック美術解剖』『The complete Woodcuts of ALBRECHT DURER』。3冊目はドイツ・ルネサンス期の画家アルブレヒト・デューラーの木版画集。
銅版画でも参考になるとは思うのですが、ギュスターブ・ドレの作品などを見ると分かるように、銅版画の描写はあまりにも細密すぎるんですよね。個人的にはもう少し太くてはっきりした描線の方が参考になるかな...と、この木版画集を購入しました。ちなみに、ほとんどが宗教画。銅版画ほど細密な描写ではなく、まるでペン画のような印象。
以下のリンクは、デューラーの木版画集と銅版画集、そしてドレの銅版画集。収録されている作品はどれもとんでもないクオリティなのですが、とくに古典作品を題材にしたドレの銅版画に至ってはもう何が何だか意味不明なレベルですね。それから、記事のタイトルを「スケッチ」から「ドローイング」に変えました(特に意味はありません)。
[リンクにあるドレの作品(イラスト)に使われている印刷技術は、銅版画ではなく木口木版画というものらしいです。木版画でありながら、銅版画なみの細密描写が可能であり、なおかつ銅版画よりも印版(図像を彫る木材や金属などの板)の耐久性が高いとのこと。完全に私の無知による勘違いですね。失礼しました。(2022-02-20 追記)]