足長クジラの落書き帳

drawings by long-legged whale

最近購入した画集2冊の雑感

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 つい先日ですが、マイク・ミニョーラの『THE ART OF HELLBOY』と寺田克也の『DRAGON GIRL & MONKEY KING』を入手いたしました。私は〝できるだけ実店舗で実物を確認してから購入したい〟人間なので、各書店のHPにある検索フォームを利用して、在庫の有る店舗を事前に調べてから書店で購入。

 本当は購入する前に内容を確認したいのですが、さすがに画集はすべてビニールで封じられていました。店員さんにお願いすれば見せてもらえるのかな?商品保護のためというのも分かりますが、画集などは収録作品を見られるようにした方が所有欲(購買欲)を刺激すると思うんですけどね...。

 ちなみに、『THE ART OF HELLBOY』の内容は以下の動画で確認できます。


マイク・ミニョーラ『THE ART OF HELLBOY』

 2次元的なデフォルメが施されているのに3次元構造が感じられる線画や、グラデーションの強すぎない平板な感じの彩色には、どこか切り絵や木版画を彷彿とさせるものがありますね。もうめちゃくちゃカッコいいです!〝センスの塊〟という言葉はこういうアーティストのためにあるんだと思いました。

寺田克也『DRAGON GIRL & MONKEY KING』

 寺田克也の画集としてはおそらくベストな1冊。私が寺田克也の絵に魅力を感じる要素は〝線〟であって〝色〟ではない、ということを再認識しました。収録作品のほとんどは彩色されたものですが、私の好みは線画(+淡彩)で描かれた絵で、逆に、線が隠れるような塗り方の絵にはあまり魅力を感じませんでしたね。